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山口の朗読屋さん主催の「春の朗読会」

ワークショップの講師として参加してきました

                     (2019年3月10日)

 

 山口の朗読屋さん(主宰・林 伸一氏)が主催する春の朗読会が3月10日、山口市の阿知須図書館でおこなわれ、劇団員2名が講師として参加してきました。

 会には地域や近隣から集まった20代から高齢者まで約20名が参加し、早口言葉や『外郎売』の輪読などで発声や滑舌などをおこない、礒永秀雄の童話『鬼の子の角のお話』や『天狗の火あぶり』の紙芝居をはじめ、絵本の朗読を通じて相互に交流し合い、表現することの楽しさや人に伝えることの工夫など、練習を交えながら、全員参加型でおこなわれました。

 地域や老健施設などで紙芝居や朗読をおこなっている「朗読屋さん」。『動けば雷電の如く』公演の実行委員会をきっかけにした縁で、このたびの朗読会に講師として招かれました。

 はじめに発声練習をおこない、続いて「生麦生米生卵」をはじめとする早口言葉を、みんなで緩急をつけて語ることにチャレンジ。

 『外郎売』は歌舞伎の題材で、「ういろう」という薬を飲むと途端に舌がまわって早口言葉が見事に語れるようになり、その効果を実演するういろう売りの話。

はじめに劇団員が語ったあと、参加者で輪読しました。初見の高齢者も一生懸命読みながら、ういろうを食べる前とその後の変化を一人一人がドキドキしながら語っていきました。

 その後、劇団員が『鬼の子の角のお話』の紙芝居を上演。「朗読屋さん」の方たちは練習している童話でもあり、「〝こんばんわ〟の声を聞いただけで、それぞれの特徴が出ていたが、自分で読むとあまり変わらない。どうやったら登場人物たちの変化が出せるのか」「舞台では男役だが、低くて太い声というのはどうやって出せるようになったのか」など質問も出され、登場人物のタイプや性格を考えながら表現していくことなど交流していきました。

また『天狗の火あぶり』の紙芝居を朗読屋さんの女性が披露。やっていて難しいところやワンポイントアドバイスなど質疑応答しながら、もっとも難しかった「天狗の笑い」は、劇団員も一般参加者も実演し、みんなで大声で笑う練習もおこないました。

 そして、会員の女性が絵本『トラより強いカエルくん』、男性が紙芝居『稲村の火』、別の女性が絵本『奇跡の一本松』を披露した。東北大震災から八年を迎えるなか、それぞれの発表者の思いが込められた朗読がおこなわれました。

 終了後には、「とても楽しい会になった。はぐるま座も今後、こういう活動を大いにしていってほしい」「人前で語ること、表現することをやってみたい人はたくさんいる。演者が直接教えてくれるのはみんな体験してみたいこと」など、今後への期待や要望も語られました。

 

 

劇団はぐるま座

〒751-0833 山口県下関市武久町2-61-10

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