劇団はぐるま座機関紙・文芸戦士
長周新聞社
劇団代表 藤川夏子自伝「私の歩いた道」
女優藤川夏子自伝
この社会を支える多くの人々を励ますリアリズム演劇を追及して65年
劇団はぐるま座は、敗戦から七年後の1952年に山口県下の若者たちによって、戦争も失業もない働く者が主人公となる社会の建設のために「人民に奉仕し、人民とともに」をモットーとする劇団として創立されました。
それは、朝鮮戦争さなかの1950年8月6日、米軍占領下の広島で、初めて原爆投下者の犯罪を真っ向から明らかにし、広範な被爆市民を励まして朝鮮戦争での原爆使用を使わせない力を作った原水爆禁止運動と、それを中心に立って切り拓いた長周新聞主幹・福田正義氏をはじめ、献身的に担った峠三吉など中国地方の文化・芸術運動の広がりの中で設立されたものです。
はぐるま座は創立にあたって、人民的で進歩的なリアリズム演劇の追求を宣言して活動を開始しました。当時は事務所も稽古場もない状態でしたが、人民に奉仕する、自力更生、刻苦奮斗を創立精神として、様々な困難を乗り越えながら、全国の多くの方々に支えられて前進してきました。
はぐるま座は、市井の人々のなかにある発展的な意識の側に立ち、新しい時代を切り拓くリアリズム芸術の役割を果たすために多面的で旺盛な芸術活動を追及します。
草創期の劇団事務所(山口市)
劇団はぐるま座
〒751-0833 山口県下関市武久町2-61-10
TEL 083-254-0516 FAX 083-252-5964
E-mail haguruma@crux.ocn.ne.jp