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「校区の小中学生に本物の舞台を」

山口市・平川中学校全校鑑賞を行いました

 

 山口市立平川中学校(野村泰次校長)で6月27日、《本物を観る会》が開かれ、『動けば雷電の如く―高杉晋作と明治維新革命』が上演された。当日は梅雨入りしたばかりの暑い体育館の中でしたが、全校生徒と教職員約420人に加え、地域住民や保護者らも訪れて、食い入るように舞台を観劇。「生徒たちが楽しんで観ていた」「本当に本格的な舞台で迫力があった」など、口口に語られました。

 《本物を観る会》は、平川コミュニティ推進協議会(蔵成幹也会長)が、「校区の小中学生に演劇や音楽など生の本物を観る機会を」と後押ししている事業。平川地区には、高杉晋作が結成した奇兵隊に続いて領内全域に150を超える諸隊がつくられ、そのうちの一つである振武隊隊士・藤山佐熊(すけくま)が「隊中様」として祀られ、150年経った現在でも毎年四月九日に隊中様供養祭が執り行われており、同校では数年前から郷土学習として「郷土への誇りを育むには地域を知ることから」との先生の熱い思いから、地域の方の案内のもと鎧ヶ峠の山道を登って隊中様について学ぶとりくみをおこなってきました。

 そうしたなかで、より一層地域への理解を深め、郷土への誇りを育むことに繋がればと『雷電』公演が企画、実施されました。

 「ほとんどの生徒が演劇を観るのが初めてなので大変楽しみにしています」と担当教員から語られ、仕込中には休み時間や放課後になると上演を心待ちにした生徒や教員が変わるがわる設営中の体育館を興味津々で訪れ劇場仕様になっていくステージに期待を募らせていました。

 当日は梅雨入りしたばかりの蒸し暑い中での公演となりましたが、生徒たちは汗をかきながらも私語もなく「暑かったけど暑さを忘れるくらい感動した」と最後まで真剣に見入っていました。

 またこの度の公演には、奇兵隊士役、農夫役で、下関を中心に全国で活躍している剣詩舞グループ・希翔祐閃流ソードダンサー「侍」の有志が賛助出演し、一幕一場の前田砲台の修復場面や、功山寺決起の場面などを盛り上げてくれました。

 

当日のアンケートより

▼今回お芝居を見て一番心に残ってたシーンは、百姓が米を作っているのに、百姓が米を食べられるのはお正月とお盆と死ぬ時だけだと嘆いていた所です。やっぱりこういう頑張っている人が虐げられるりふじんさっていつの時代もあるんだなぁと思いました。そんな世の中を変えようと立ち上がった高杉晋作は本当にすごいと思います。口だけ文句を言うんじゃなくて、自ら動いて兵隊を立ち上げて本当に世の中を変えてしまうなんてすごいと思いました。劇団の方も、ハプニングが起きたら迅速にフォローしたり、暑い中、大きな声で劇していたりとプロの凄さや力を実感できました。今回この劇が見れて良かったです。(3年女子)

 

▼今回の劇は激動の時代を生きた、高杉という男の生き生きとした生き様をかなりリアルに表現していたと思う。体育館の中はすごくムシ暑かったが、この劇にはその暑さに負けないくらい、私はのめりこんでいた。舞台の登場人物の豊かな表じょう、そしてリアリティーの高いセット、どれをとっても私に満足がいく出来栄えだった。そして何よりも物語の初めから最後まで、歴史の流れをそっていたのだ。これだけ忠実に再現されているのには私も言葉を失った。高杉晋作という人物は日本を変えた英雄といわれているが、それも納得だ。改めて高杉晋作のすごさが感じられた今回の劇だったが、それを成し得たのは役を演じる役者さんだ。あの暑さをものともせず演技をやっているのには感動した。この1時間30分は私にとってすばらしい時間になった。(3年男子)

 

▼今回僕は、このげきを見てすごく感動しました。すごく上手な劇で、暑かったけど、暑さを忘れるぐらい感動しました。山口県ゆかりの「高杉晋作さんのことについて、あまりしらなかったけど、この劇でよくわかったので、よかったです。劇団はぐるま座の人たちの演ぎはすごく上手で、暑いなかあれだけの服をきてやるということがすごいと思いました。高杉晋作は、若くして亡くなったけど、29年間の中で、長州を変えて、すごくすばらしい偉人だと思いました。何ごとにもおそれず戦ったりすることに、すごいと思いました。本番の前日から準備をしていて、すごいセットだなと思いました。劇団のみなさんの大変さやつらさがよく分かりました。いい場面がたくさんあって、よかったです。と中、暗殺されそうになったけど、農民のふりをして、土下座をして、暗殺されないようにするところがとても感動しました。この劇を見て、高杉晋作のことについて、調べたりしたいなと思いました。と中、平川のこともでてきて、平川の人も奇兵隊に出ていたから、すごいと思いました。高杉晋作さんの仲間たちもいっしょに協力しながら、戦ったりしているすがたにすごく感動しました。もう一回この劇を見たいと思いました。本当にすばらしい劇でした。僕も高杉晋作さんみたいになんでもおそれないすばらしい人になりたいと思いました。(2年男子)

 

▼今日の劇を見て、高杉晋作についてはもちろん、その当時の社会の動きや、百姓・町人など、。いろんな立場の人の様子が知ることができたのでよかったです。また、劇団はぐるま座の方たちの迫力ある演技や、本格的なステージのセットや衣裳に、おどろきました。間近で劇を見ることはあまりないので、とてもいい経験になったと思います。同じ山口県に生まれた人間として、高杉晋作のような行動力あふれる強い人がいたことが、とてもうれしいし、ほこりに思いました。幕末という時代に興味をもちました。山口の歴史として、これからも大切にしていこうと思います。(2年女子)

 

▼今日は高杉しんさくについての劇を見た。体育館がめっちゃ暑くて最初から汗が出た。そんな中でも演者さん達は真けんに演じていて「本当にすごいな」と言ってしまうくらいすごかった。その場にいるような感じ、再現力がすごかった。百しょうが武器をもってたたかっている所がかんどうした。命をかけれるくらい生活がくるしく敵の事をにくんでいたんだと分かりました。ぼくは高杉しんさくは何をしたかはしらなかった。と中で戦いの指示する人で戦いは一しょにしないんだろうなーと思っていたが、一しょに戦っている事にビックリした。今日は、感動や学習ができた。(1年・男子)

 

 

 

 

 

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